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事件は解決したけれど

毎日毎日ニュースでは楽しい話題や嬉しい話題も目にするが、
残念ながら痛ましい事件は絶えず耳にする…。

先日も女子中学生連れ去り事件がありましたが、
幸いにも未遂に終わり、比較的早く犯人も逮捕されましたね。

この事件を知った時から、私にはあることが頭を過りました。

先ほど私も“幸いにも”と書いたけれど、
それはあくまでも一般常識的な文章の流れ?
で使ったまでであって、
本音としては
“亡くなりはしなかったけれど、
彼女はこの先大丈夫だろうか…?”
というのが一番の気掛かりなのです。

今回、単なるミュージシャンが何故、
この事件に敢えて触れたのか…

あれはもう20年近く前になる10月のある日…。

まだ実家で暮らしていた私は、
その頃に所属していたシャイニーストッキングスのリハを
当時、高田馬場にあった事務にある練習室で
終電に間に合うギリギリまでやっていたので、
実家のある品川駅に着いたのは深夜1時頃だった。

当時、実家のある町は、駅周辺を過ぎれば、
人通りは夕方6時過ぎには殆ど無く閑散としていた。

しかしながら、都会の香りがしないほど非常にのどかで、
田舎の風情も感じられるような人付き合いも残っていた所だった。

そんな町で生まれて育った私にとっては、
深夜1時でも正直大した警戒心は無く、
耳にはイヤホン、普通の速度で家路へと向かっていたのだ。

町の中でも一番と言えるくらいの広い道路に差し掛かると、
反対斜線に白いセダンが信号待ちをしているのが目に入った。

当然、気にも留めず歩き続けた。

ちなみに、その時の私の服装は、
紺色のボーダーネックのセーターに
ベージュ色のロングのフレアースカートを履いており、
決してセクシーな服装なんかはしていなかった。

幼き頃から割りと勘のイイ子だった私は、
最初に車が目に入った時には何も思わなかったが、
その車がUターンをして私がいる方に車を寄せて、運転席から若い男が出てきたのが
私の視野ギリギリに掠めたその瞬間、何か違和感を覚え、
イヤホンに流れてた音楽を止め、
私は相手に気付かぬ振りをして
そのまま歩く速度を変えず、広い道路を横断した。

そして渡りきって数歩進んだその時、
後ろから走ってくる足音が…

タッタッタッタッタッタッ…

その足音は近付くにつれドンドン早くなり、
そして振り返ろうとした私は…

その男に羽交い締めにされ、倒されて顔面を数発殴られました。

たまたま、その日は雨が降ったり止んだりしていたので、
傘を持っていた私は、叫びながら傘を振り回しました。

そこへ前方から自転車に乗った男性が来るのが目に入った瞬間、
犯人もソレに気付いたのかは判らないが、
私に馬乗りになって殴り続けていたのを突然やめ、
そのまま逃げ去った。

私は、その自転車の男性に助けを求めようかとも思ったが、
さっきの男と同じ男性ということで、
また同じ目に遭うのでは…?
という恐怖感の方が勝り、助けを求めることも出来ず、
息が上がったまま、足がガクガクなまま10分ほど歩いたトコで、
当時とある新聞社があったのだが、
そこの警備員サンに事情を話し、
(勿論、警備員サンへも疑いを持ちつつも)
やはり更に一人で歩くのがもう耐えられず、
その警備員サンに自宅まで付き添ってもらった。

この事件自体も私にとっては大変なことではあったけれど、
問題はそこではなく、実はその後が大変だったのだ。

口は切れ、顔も少し腫れてしまったので、
翌日の銀座SWINGでのLiveは急遽、出演を取り止めた。

そして、その後10年以上もの間、
あの時聞いた足音が耳に残り、
街中で誰か見知らぬ人が後ろから走ってくると、
途端に心臓はバクバクし、体が硬直して、
歩いていた足が止まってしまう現象が続いた。

その他にも、友達が私の背後に立ったり、
イェーイ!みたいに、
後ろから肩や腰に手を回されたりすると、
ビクッてなり、心臓がバクバクしていた。
(表向きには判らないようにしてたけど…)

これらが夜に限らず、四六時中だったから、
いま思い返すと、精神的には非常にピリピリしていた。

その事件があって1年ほど経ってたから、
一人暮らしをしたものの、警戒する日々に疲れて半年でやめたのも、
今なら何か解る気がする。

それこそ幸いにして、今は殆ど気にすることもなく、
平穏な日々を過ごせるようになった。

私程度でも、これだけの時間が掛かったのだから、
今回の事件の被害者を思うと、
他人事とは到底思えず、とにかく負けないで生きていってほしいと…。

そして心の傷が、少しでも浅いことを、
切に願うばかりです…。

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プロフィール

Yuuki Yoshida

Author:Yuuki Yoshida
♪吉田有希♪

祖父は紫綬褒章、舞踊芸術賞を受賞の藤間秀斉、
父は元ジャズ・ヴォーカリストで、
日本ビクター音産のジャズ部門プロデューサー ビリー吉田の
長女として東京港区に生まれる。

3歳からバレエを18年、5歳からピアノを12年間習う。

高校卒業後、村上京子にジャズ・ヴォーカルを師事。

1993年よりTHE SHINY STOCKINGSへ加入と同時に、
ソロ・ヴォーカルとしてもライヴ活動を開始。

2003年よりVocal School【ZERO】を主宰し、
教育を通じての活動も行いる。
日本音楽指導員認定協会会員。

2005年12月をもって同グループを脱退。

2008年には、ファーストアルバム 【glatitude】 を発売。

しかし翌2009年より体調を崩し、
その後数年間、ライヴ活動を休止。

その間、死の宣告を数回され、
2度の開腹手術を受けるも、奇跡的に回復。

2013年より、主宰する【ZERO】の他、
吉祥寺・三鷹のカルチャースクール
Jazz Timeにて、講師も務める。

2015年5月より約7年間のブランクを経て、
ライヴ活動を再始動。

現在、都内近郊のライヴハウスを中心に、
様々な編成で活動中。

スタンダードジャズや映画音楽を中心に、
ボサノバ ・ ポップス ・ ラテン ・ J-ポップ等、
レパートリーも幅広い。

自然体でソフトなフィーリング、
スモーキーなハスキー・ヴォイスで唄うヴォーカリストである。

♪Official Web Site♪

【主な活動スポット】
上野 『Aries』 ・ 本郷/水道橋 『東京倶楽部』 ・ 大久保 『Boozy Muse』 他
______________________

☆ 2008年10月25日にFirst Album【glatitude】(3,000税込)が発売されました!!!☆

●○● 収録曲 ●○●

1)Nice Work If You Can Get It
2)恋人も濡れる街角
3)But Not For Me
4)One Note Samba
5)Stompin' At The Savoy
6)Sweet Memories
7)Ain't Misbehavin'
8)Old Devil Moon

↑YouTubeで試聴できます!曲名をクリック!


≪サポートメンバー≫

Sound Director/G/Arr/Cho)吉原寛治 Pf/Arr)岩谷泰行 W.Bass)高尾幸宏
E.Bass)山口良夫 Ds)日高弘 Key)清水ゆかり
Cho)吉田夏希

◆◇◆ CDご購入方法 ◆◇◆

※メールにて承ります。

●メールのタイトルに 『CD購入希望』と、お書き添えの上、
お名前/ご郵送先ご住所/ご希望枚数 も併せてご明記いただき、
officezero55@gmail.com までご注文くださいませ。

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